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水辺の多様な生き物と出会う水族館カメラ散歩

社員の日常

こんにちは、真鍋です。 今回は先日訪れた水族館についてご紹介します。

自宅では鳥と魚とカエルを飼っている生きもの大好きな私ですが、先日「カワスイ 川崎水族館」という水族館に、魚類だけでなく爬虫類や両生類、鳥類など約300種類もの生きものが展示されていると知り、行ってみたい!と興味が湧きました。水族館というと海水魚を展示しているところも多いですが、ここは淡水魚がメイン。様々な珍しい生きものにも出会えるらしく、身近にふれあうこともできる生きものも…。中でも一番の決め手は、私の憧れの鳥「オニオオハシ」が2羽もいるという情報!これは行くしかない。

そんなわけで、今回はお気に入りのコンパクトデジカメ「RICOH GR III」を片手に、カワスイでのカメラ散歩を楽しんできました。GR IIIはスナップ撮影にぴったりな軽量コンパクトなボディでありながら、デジタル一眼にも使われるAPS-Cサイズの大型イメージセンサーを搭載した高画質にこだわったカメラです。ズームができない28mm単焦点レンズのため動物園や水族館の動く生きものたちにどこまで迫れるのか、生きものたちの魅力をカメラでしっかり捉えたい、そんな想いでいざカワスイへ。

こちらが憧れの鳥オニオオハシです。一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。大きなオレンジ色のクチバシ、愛嬌のある素敵なフォルムです。ぜひ近くでその姿を見てみたい!

カワスイの概要

カワスイは神奈川県川崎市、川崎駅から徒歩1分のルフロンという商業施設の9、10Fにあり、駅からのアクセスも大変よく、2020年オープンした比較的新しい水族館です。 約300種以上の生きもの展示されており、多摩川からオセアニア・アジア、アフリカ、南米まで、「世界の美しい水辺」をテーマに、様々な環境に暮らす生きものと出会える水族館です。

個性的な生きものたち

スッポンモドキ

まず目を奪われたのはスッポンモドキ。ブタみたいな鼻をしているので、別名「ブタバナガメ」とも呼ばれているそうです。水中を縦横無尽に泳ぎ回る姿が印象的で、つるりとしたドーム状の甲羅と、オールのようなヒレをバタバタと動して泳ぐ姿がなんとも愛らしい。その動きを捉えたくてつい何枚もシャッターを切ってしまいました。

ジャクソンカメレオン

一見するとどこにいるのか全然分からなかったこのカメレオン。やっと姿を見つけた時はちょっとした感動が。見事な擬態っぷりに感心してしまいました。オスだけが頭部に三本の角があるのですが、なんだかトリケラトプスです。まさに小さな恐竜ですね、かっこいいです。環境や感情によって体色を変化させ、オス同士は角を突き合わせて縄張り争いをすることもあるそうです。

ワライカワセミ

人が笑うように大声で鳴くことからワライカワセミという名前がついたそうです。その鳴き声は今回聞くことはできなかったのですが、近くでよく見ることができたので、羽の茶色と白色の中にほんのり水色が混ざるような美しい色合いや模様をじっくりと観察できました。嘴の形が微笑んでいるように見えて、とても可愛らしかったです。鳥好きとしてはこんなに近くで見られてテンションが上がりました。

シルバーアロワナ

最大体長約90cm、生きた化石と呼ばれる古代魚の代表種です。シルバーアロワナは水槽の中を右から左へ行ったり来たり。全身が銀色に輝き、その存在感は圧倒的でした。常に動いているのでカメラで捉えるのが難しかったです。 実はカワスイにはこのアロワナの3倍くらいの大きさの巨大魚ピラルクがいて、その姿を見るのを楽しみにしていたのですが、この日は水槽の裏のほうに隠れていて、体の上部しか見えませんでしたが、それでもさすが世界最大の淡水魚、大迫力でした。今度はぜひ全体の姿が見たい…!

南アメリカゾーン パンタナルエリア

カワスイの中でダントツで良かったのがこちらの水槽。 パンタナル自然保護地域をイメージした水槽ということなのですが、パンタナルは南アメリカ大陸のほぼ中央部に位置する世界最大級の熱帯湿原で、広さは日本の四国に匹敵、乾季には大平原が広がり、雨季には水草が生い茂る大湿原へと変化する。多種多様な生き物が生息し、世界自然遺産にも登録されている地域だそうです。こんな場所があるとは知りませんでした…。

水槽の中は緑の水草が光を受けて幻想的な空間を作り出していました。水槽の下から上を見上げると、自分も水の中にいるかのような不思議な感覚になります。熱帯魚たちがその中をすいすい泳ぎ、植物と生き物の織りなす世界にしばらく見惚れてしまいました。

アグア・テラエリア

このエリアではアマゾン川に生息する大型の淡水魚や草原に生息する生きものを見ることができます。一部ふれあうこともできる動物たちがいるということで、20分ほど並んで入場。ここには憧れの鳥オニオオハシもいるということでドキドキしながら行ってきました。

オマキヤマアラシ

まず出会ったのが、オマキヤマアラシ。初めて見る生き物なのでこんな生き物がいるんだと素直に感動しました。ゆっくりとした動きと大きな鼻、丸まったフォルムが可愛らしいのですが、体は棘で覆われていて、これはやはり攻撃や防御に使うようです。この針には返しがついており、簡単には抜けないうえに時間がたつにつれて中に食い込んでいくという侮れない存在です。

ケヅメリクガメ

ケヅメリクガメは、大きくてゆったりとした動きとゴツゴツした甲羅の模様に目を奪われました。触ってみると意外とツルツル。堂々とした佇まいと、落ち着いた仕草が印象的で、すごい存在感がありました。甲羅のひとつひとつの模様も個性的で、美しい造形に見惚れてしまいました。まるで時間の流れが穏やかになるような、そんな癒しの空間を作り出してくれていました。

カピバラ

カピバラは世界最大のネズミの仲間。意外と歩くのが速くてびっくりしました。敵に襲われた時などは時速50㎞で走ることもあるとか。背中を触ると毛はゴワゴワしていて、ちょっとワイルドな印象でした。のんびり屋さんというイメージだったのですが、意外ときびきび動いていて、好奇心旺盛な一面も垣間見えました。人懐っこい性格で子供たちにも大人気。見ているこちらも思わず笑顔に。時間を忘れて眺めてしまう癒しの存在でした。

オニオオハシ

アマゾン熱帯雨林に生息する大きなオレンジ色のくちばしが特徴のオニオオハシ。その独特で愛嬌のあるフォルムで色々なデザインのモチーフにも使われているので、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。くちばしが大きくて重たそうなのですが、中はハニカム構造で空洞になっているので軽いのです。

ついに、憧れのオニオオハシとのご対面…!と思いきや、実際は広々した建物の屋根近く、かなり高い場所にいました。あまりにも遠い…オニオオハシがとっても小さく見えました。ズームできないGR IIIではさすがに限界が。でも当のオニオオハシさんは羽繕いをしたらり、キョロキョロ周りを見回したり、くつろいでいるように見えました。 遠目にしか見えないけど、やっぱり可愛い。もっと近くで見たかったですが、やはり本物を見ると感動しますね。

まとめ

水族館を楽しんだあとは入り口付近に併設されたCAFE CRAM(カフェ クラム) でティータイム。カピバラの形をしたベビーカステラと紅茶でほっとひと息つきました。

可愛いくてかっこいい、そして眼を見張るユニークな造形の生きものたち、今回は見どころたくさんで大満足でした。

生き物たちの魅力をどうやったら上手く写真に収められるのか、カメラ片手に色々と試行錯誤しながら巡った水族館。全体として、カワスイは展示の仕方もユニークで、撮ってよし・見てよし・感じてよしの素敵な場所でした。オニオオハシが近くで撮れなかったのは少し残念でしたが、それも含めていい思い出。また季節を変えて訪れてみたいです。