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4/7 のAI博覧会レポート(渋谷)
システムも担当の渋谷です。

4/7に開催されたAI博覧会に行ってきたレポートです。
(アイキャッチは講演のものですが)講演の内容はみんなが書いてしまうと思うので、それ以外のものを。
どういうものが展示されていたのか
- AI弁護士
- AIエージェント
- AIでSEO
- AIで品質管理
- AIで採用
- AIで面接
- AIで検索
- AI帳票読み取り
- AIでフォームにスパム営業
- AI動画作成
- AIチャットボット
- AIでロボット動かす
今回の博覧会では、ほぼ9割が従業員や外注の代替としてAIを推すものや、人の補助としてAIを考えているものなど、コスト削減系のAI利用のものでした。
ビジネス環境だと「どれだけ削減できます」というのは経営側へのアピールのしやすさがあるので、これだけ多く集まっているのかな、とも思いました。
もっと創造性の高いものが展示されていればよかったのですが。
そもそも学習したものしかできないわけで、創造性云々と言うのが間違ってました。
実際に使って検証しているわけではないですが、コストは下がるけど品質も下がりそうなんだよなぁ。
パンフレットには良いことしか書いてなくて、一般的に懸念されるマイナス点については書いてないので、読んでいて不安しか残らないという。
画像とか動画とかの生成に関して、学習元などの言及もなく。
生成AI専門映像制作のブースに至っては、肝心の動画すら展示されていなくて。何しに来たんじゃい。
AI商品の売り方と値段
「一番気に入っているのは……」「なんです?」
いや、値段がすごいんです。月額50万とか70万とかの商品が「AI博覧会来場者特典で初月無料!」とか書いてあって、ほほう、それはお得ですね、ってなるかい!という感じだったのです。
まぁ、売っているものもピンキリなので、もちろん月々数万円から、というものもあるのですが、総じて高い&みんなサブスクで継続課金でした。
高額な商品の多くはAIエージェントやAI社員といった種類で、「人を一人雇うよりかは安いですよ」という売り方でした。
AI社員に発注業務を任せて、循環取引やって、AI監査が見逃して…というところまで想像できました。
循環取引で年商を多くするAIハッピーセットとしてなら買う人がいるのかもしれないが、AIの作業を全部チェックしないといけないとかだったら使う人が発狂しそう。
「AIが自動で~する」ということほど怖いものはなくて、例えば個人で契約しているGeminiさんに質問したら勝手にコードを大量に書き換え始めて、「やめてやめて」っていったらやめてくれたけど、途中で止めたから完全にソースコードが文法上も破壊されてしまったので、「変更したところを巻き戻して」っていったらgitの最後のコミットまで全部巻き戻された、という事件が昨晩体験したばかりです。
指示なしで勝手に動くくせに、絶対やるなっていったことはやってしまい、「約束を守れず申し訳ありません」とかのたまうクソAIは死ぬべし。慈悲はない。
結局、いまのAIってどうなのよ?
今回のAI博覧会全体を通して感じたのは、今のAIは「なんだかよくわからないけどいい感じで自動で仕事してくれる魔法の箱」ではなく、「経営層や出資者に夢を見せるための魔法の杖」なんだな、という印象でした。
(なかにはちゃんと使えそうなもの、例えばAIでフォームにスパム営業などはあるけど……)
学習元が著作権的に問題ないかどうかがクリアでないことから、生成AIに激しい拒否感がある人たちもいることや、不完全なAIの仕事や対応で客が離れたり信頼を失うことも全然ありうるので、「この分野ではAIに仕事を任せません!」とサイトで表示することが、逆に顧客を獲得することにつながるかもしれないと感じるようになりました。
つい先日のカプコンのAI利用のポリシー表明が世間を騒がせていましたが、会社としてAI利用のポリシーを表明することが必須の時代が来ているのかもしれませんね。
