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はじめての撮影現場

だいぶ間が空いてしまいましたが、前回の続きということで出張で行かせていただいた撮影現場の様子について書いていきます!
いつも撮影隊から写真と原稿をいただいてインタビューのデザインを作成していますが、
実際どんな流れで撮影とインタビューを行なっているのか、普段の業務からはわからない仕事内容なので、今回の出張はそういった意味でも大変新鮮でした。

8:30 打ち合わせと撮影準備

8時に現地に到着し、8時半から1日の流れなどの打ち合わせ開始です。

院内にある会議室を先方にご準備いただき、そこを拠点兼インタビュー部屋として使用させていただきました。

打ち合わせ中も撮影チームが撮影の準備をします。テキパキと機材を組み立てたり、インタビューしやすいよう机の配置を組み替えたりします。

インタビュー撮影の準備とは、まず話者の座る位置を決め、その場所に対しての照明の当たり方を調整します。難しいのは窓や自然光の位置です。インタビューを複数回行う場合はどんどん光の入り方も変わってしまうので、その都度調整する必要もあります。

インタビュアーと話者の距離感や、カメラの位置等、場を作る要素が多いためなかなか決めきれないように思うのですが、これはさすが場数が違うと言いますか、撮影チームの決断力の早さには驚かされました。

私はといえば、患者として訪れた場合には決して入ることのない院内のエリアというだけで緊張してしまいましたが、普段はできない経験ができるというのも仕事の醍醐味でしょうか。

9:00 看護部長撮影

それでは早速、撮影開始です! まずはお忙しいところ時間を作っていただいた看護部長様のお写真からです。看護部サイト必須の「看護部長からのメッセージ」ページ用ですね。

機材を持ってお部屋に失礼し、撮影をさせていただきました。写真の背景がごちゃごちゃしているとデザインを作る際に調整が難しいのですが、すっきりとしたお部屋であったためこれなら文字を写真の上に乗せられるなあと、ついつい考えてしまいました。

9:15 院内撮影

今回行かせていただいた中部国際医療センター様が、建物自体新しいということもあって設備が充実しており、とても撮りがいのある院内撮影でした。病院併設のフィットネスクラブのプールがあまりにも綺麗で、いいなあという言葉が何度撮影チームから漏れたことか知れません。

フィットネスクラブ、書店や喫茶店、保育園などの施設をテキパキと周り、撮影しました。

10:00 1人目インタビュー+現場撮影

ついにインタビュー開始です! いくつものカメラとライトに囲まれた状態となるので、話者である看護師の方も初めはなかなか緊張されているご様子でしたが、話しているうちに少しずつ表情が和らいでいくのがわかります。ページを作る者としては少しでも笑顔を見せていただけると感謝でいっぱいになります。

それにしてもインタビューとは聞くと読むとは大違いですね。インタビューページのデザインを作っているときのインタビュー内容はただの文字情報でしたが、本人の口から生の声できくと、切り取られてはいてもどの話題も人生の一部なんだなと気づきます。看護師になろうと思ったきっかけやここで働こうと思った理由など聞いていると、どの看護師さんのインタビューもこれで一本映画が作れるんじゃないかと思えるほどです。ページを作る時は結局文字情報になってしまうのですが、それでもデザインによって少しでも重みの感じられるページになるようにしたいものです。

インタビューが終わると、話者の方の現場撮影に向かいます。時間を節約するために2班に分かれ、現場撮影チームと次のインタビューを同時に行います。

実は密かに現場撮影を楽しみにしていたのですが、初めて入るナースステーションの中は想像以上の情報量で、楽しみにしていたわりにちゃんと情報を吸収できずに終わってしまった気がします。改めて看護師さんの仕事の大変さを思い知りました。

とはいえ当の看護師さん方の明るさといったらこちらが圧倒されるほどです。初めての撮影なのでこれが一般的なのかどうかはわかりませんが、とにかく看護師さん同士の仲が良く、撮影のために人数がほしいという無理なお願いに対して一瞬で皆さんがワイワイと集まってくださったのには驚くとともに感謝の念にたえません。写真たくさん使います。

11:00 2人目インタビュー+現場撮影

現場撮影から戻ると、すでに2人目のインタビューが始まっています。

インタビュー現場の新鮮さもさることながら、インタビュアーモードの社長もとても新鮮でした。話者が話しやすいように距離感を推しはかりつつ、少しずつ深い内容まで話を持っていく話術は、なかなか身につけようと思ってつくものでもないと思います。前日にはあれほどこち亀について熱弁をふるっていたのに、ほかの撮影メンバー同様しっかりとした仕事への切り替えは見習いたいところです。

12:00 院外撮影

次の院外撮影はカメラマンとディレクターが向かうということで、皆さんが引き続き撮影をしているなか私は昼食をいただきました。今回のようなスケジュールの詰まった現場ではお昼は食べられないかもしれないと聞いていたので、いただけて安心すると同時に申し訳なさも感じる昼食でした。

ドローン撮影はどれをみてもかっこいいですね!

13:00 座談会+現場撮影

次は2人以上の看護師さんからお話をきく座談会です! 採用応募者としても看護師さん同士の関係性は気になるところでしょう。

話はずれますが、仕事をしている人の後ろ姿というのはとても絵になるものだと常々思っています。

14:00 3人目インタビュー+現場撮影

インタビューも四人目となると、そろそろ社長の舌がつるんじゃないかと少し心配にもなります。

こちらの方の現場撮影では、患者様の病室に少し失礼させていただきました。入院病棟に入ることもそもそも初めてなので、病室も映画やドラマでしかみたことがなかったのですが、こちらの病院様の建物が立派すぎて窓からの眺めがドラマ撮影でもなかなかないような見事さでした。

15:15 座談会

クライマックスは6人による座談会です! 今まで撮影していた会議室から変わって、広い食堂をお借りして行いました。6人ともなるとこれまでのインタビューとはまた雰囲気が変わり、「わかる!」と一同共感し合うシーンなどが微笑ましかったです。

この6人座談会ページのデザインは、今回作ったデザインのなかでも特に楽しんで作ったのでぜひ公開されたらみてください。

16:30 終了

8時間続いた撮影とインタビューも、日が落ちかけると同時に終わりました。とても内容量の多い1日でしたね…! お忙しいところ撮影にご協力いただいた看護師さん方には感謝するばかりです。

ここからまたハイエースに揺られて帰ったわけですが、5件のインタビューを終え息つく間もなく4、5時間の運転をした社長を思えば疲れたなんてとてもいえません。

終わりに

撮影が終わってからこれまでの1ヶ月間でデザインを作り、実はつい先ほどテスト公開が完了しました。撮影に行かせていただいたこともあってついつい手間のかかったデザインにしてしまったため、さぞやコーダーさんを苦しめたことでしょう。

公開されたらぜひみてください!