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ハローキティ展

社員の日常

2024年11月1日に誕生日を迎えたサンリオキャラクターのキティちゃんことハローキティはなんと今年で50周年だそうです。そんな50周年を記念して「キティとわたし」の50年をテーマにハローキティが持つユニークさを紐解く展覧会「Hello Kitty展 ―わたしが変わるとキティも変わる―」が東京国立博物館にて2025年2月24日まで開催中です。

以前開催していたサンリオ展では各キャラクターの設定やターゲット層について掘り下げた資料や、展示物が見ていた楽しかったので今回もマスコットキャラクター好きとしてハローキティ展に行ってきました!

リボンだけでもわかるキャラクターデザイン

ハローキティはアニメやテレビのキャラクターとコラボをよくしています。キャラクター同士のコラボは通常、お互いの個性がぶつかり合ってしまうため難しいことが多いものですが、作りこまれたストーリーを持たないハローキティはコラボ先のキャラクターに自然と寄り添っていくことができるのだそう。

リボンだけでも、シルエットを崩してもハローキティだと認識できるデザインってすごいですよね。

特に個人的にはリボンの造形だけでキティだと判断できることが驚いてしまいます。色も形も奇抜な見た目ではないものの、キティちゃんしかそのリボンはつけていないんですよね。自分も情報をできる限りそぎ落としたうえで、判別ができるキャラクターを作ってみたいなと改めて感じました。

ファンに寄り添い続けるデザイン

幼少期にキャラクターを好きになっても、時間がつと「年齢にしては子供っぽい」といった理由で離れてしまうことが多い一方でハローキティには幅広い年代のファンがいます。

それはなぜかというとファンの成長に合わせてハローキティも変わっていっているそうです。キャラクターとのコラボもそうですがシンプルなデザインだからこそ、流行のファッション、時代の雰囲気を取り入れることでキティは鮮度を保ち続けているそうです。

最近ではサンリオショップに行くと推し活グッズとして、カラーバリエーションのあるリボンをつけたキティちゃんグッズなどが販売されているのをよく見かけます。令和初期のキティちゃんとして数年後に似たような展示会で見ることができるのかな?と思うと少しワクワクします。

常設展

今回のお目当てのハローキティ展は特別展でしたが常設展ものぞいてきました。

展示品が美しいのはもちろんなのですが展示品の前にあるガラスの透明度に驚きました。私自身が黒い服を着ていったこともあってかほとんど反射をしません。展示品を見に来ているのに反射した自分の顔ばかり見えてしまうなんてこともあるので展示品を見てもらうという博物館側の熱意のようなものを感じた気がします。

実際には下記のような工夫をされているのだとか。透明度が高く反射(うつり込み)の少ないガラスにより、従来よりも作品のディテールをはっきりと見ることができてうれしいです。

  •  展示ケースの存在感を感じさせない金属フレームのない構造
  •  うつり込みが少なく、まるで露出展示ではないかと思うくらい、ガラスの存在を感じさせない高透過低反射ラミネートガラス
  •  ケース内の温湿度を一定に保つことの出来る高い気密性能

銀象嵌銘大刀

沢山の展示を見ましたが気になった「銀象嵌銘大刀」という古墳時代の刀なのですが動物を象った図が彫られています。

こちらなのですが、最近の人が彫りましたと言われても信じてしまいそうなデフォルメされたかわいい動物たち。なんとなく昔の絵といば抽象的というよりは写術的なものが多いイメージだったのですが、全然そんなことはなくおもしろかったです。

モネ 睡蓮のとき

ハローキティ展が開催されているすぐ近くに国立西洋美術館があるのですが現在は「モネ 睡蓮のとき」が開催されています。今年の4月ごろまでも印象派の作品として上野にクロード・モネの作品が展示されていたので今年は見れる機会が多いですね。

モネといえばシャボン玉のようにいろいろな色を使った作風が好きです。自然界には純粋な黒は存在しないとして、黒以外の色で陰影などを表現するようになったのだとか。

使いどころによっては引き締まる黒ですが、黒を使わずに紫などの色を使って表現された絵はそれまでの風景画よりも明るく、すこしロマンチックな印象を感じることができて素敵です。

私は今回見れていないのですが、弊社の社員が行ったようでレポがあるのでよかったら覗いてみてください!

当日券は列が遠目から見ただけでもすごかったので、行く方はぜひ事前にチケットの取得がおすすめです。