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更新業務の現場でAI活用 〜Antigravityを使ってみた〜

制作・撮影

こんにちは真鍋です。
今回は更新業務の現場でAIをどのように活用しているかをお伝えしたいと思います。

私は主にクライアント様からご依頼いただくホームページの更新業務をおこなっています。
日々の業務は、文章や画像の差し替えやレイアウト調整、コンテンツの新規ページ作成、その他細かな修正対応などです。開発寄りのしっかりとしたコーディング作業はあまりしませんが、すでに公開中のサイトの内容を更新するためユーザー様に影響がありますので、正確さとスピードが求められます。

こうした更新業務の中で、最近は AIツールを使った効率化を試みています。
特に印象が大きかったのが、昨年リリースされた「Antigravity」というツールです。
まだ使い始めて日が浅いものの、更新業務の進め方そのものが変わる可能性を感じています。

Antigravityとは

Google Antigravity
https://antigravity.google

Antigravityは、2025年11月にGoogleからリリースされたAIエージェント主導の統合開発環境です。
私自身は、使い始めてまだ1ヶ月ほどですが、短期間でも業務への影響の大きさを感じています。

AIツールといえば、ChatGTPについては今年から使い始めており、HTMLコードの修正したい部分を書き換えてもらったり、簡単なレイアウト修正でCSSを書いてもらったり、画像の文字起こしや、既存のHTML構造やテンプレートに原稿を入れ込むなど、業務補助として活用していました。ChatGPTでも十分効率化ができているのですが、「Antigravity」はそれ以上の複雑なタスクを自律的にこなすので、とても驚いています。

「Antigravity」は一般的なAIツールのように「質問して答えをもらう」だけではなく、

やりたい作業の目的を伝えると、AIが手順を考えながら、プロジェクト内のファイルを扱って実行まで進めてくれる点が大きな特徴です。

使いやすさと、更新業務との相性

Antigravityの編集画面の見た目や操作感は Visual Studio Code とほぼ同じです。
左側にコードエディタ、右側にAIとのチャット欄が配置されており、
普段からVSCodeを使っている身としては、操作がとてもしやすい印象です。

また、更新内容によっては、人間の力でやった方が早い作業もたくさんあるため、AIに指示出しをするか、自力でやるか、どちらが速いかは見極めて作業を進めていかなければなりません。これも試行錯誤してみないとわからないです。

Antigravityが特に力を発揮する場面

Antigravityの強みを感じたのは、次のような場面です。

  • 既存ページをもとにした新規ページの作成
  • そのページへの導線追加
  • メニューへのリンク追加

これらを、うまく指示すると一回の指示でまとめて進めてくれます。しかもこのファイルにリンクを追加して、と明確な指示を出さなくても、AIが考えて追加する場所を判断してくれます。導線に画像を配置する仕様であれば挿入するサムネイル画像もAIが自動で生成してくれました。

また、ある程度わかりやすく整理されたものであれば、画像の指示書も認識し、実際のファイルのコード修正作業をかなりの精度で実行できたので、「ここまでできるのか」と正直かなり感動しました。

大量の原稿差し替えやデータ更新でも、
都度コピー&ペーストを繰り返していた従来の方法と比べると、
体感的な作業スピードは格段に上がっています。

便利さゆえの悩ましさ

一方で、便利だからこその悩ましさもあります。

例えば、コードを書いているときに、次に書くコードや追加するべきテキストを先読みして提示してくれる機能あります。
これはとてもありがたい機能でありますが、先読みしすぎて、こちらの意図とは違う記述を薦めてくることもあり、
コードを書いているときにちらついてしまい、混乱してしまう場面も少なくありません。

また、指示の内容によっては意図していない箇所が勝手に変更されることもあり、
結果を精査するのに、かえって時間がかかることもあります。
現状はまだ、使いこなすための試行錯誤の段階だと感じています。

モデル・思考モードと制限について

Antigravityでは、利用するAIモデルや思考モードを選択できます。

モデル

  • Gemini 3 Pro (High)
  • Gemini 3 Pro (Low)
  • Claude Sonnet 4.5
  • Claude Sonnet 4.5 (Thinking)
  • Claude Opus 4.5 (Thinking)
  • GPT-OSS 120B (Medium)

モデルはGemini 3 Pro(Low)を主に使用しています。(High)はより思考が深く時間がかかる印象なので、なるべくLowを使っています。

モード

  • Fastモード:タスクを直接実行する。短時間で完了できる簡単なタスクに使用。スピードを重視したい場合や軽い修正や更新作業向き
  • Planningモード:タスクを実行する前に計画を立て、十分な調査・思考・計画をおこなう。複雑なタスクに向いている

更新業務で必要になるコード生成は、そこまで大量ではないため、実際の作業では Gemini 3 Pro(Low)& Fastモード でも十分に対応できています。
ただし、まだすべてのモデルやモードを試せているわけではなく、「この作業にはこれが最適」という明確な答えは、現在も模索中です。

AIと人、それぞれの役割

「Antigravity」を使ってみて感じるのは、コーディング業務の進め方がすっかり変わっていく、さらにスピードと精度が上がっていくというと大きな期待感です。自分が考えているよりもAIの方が描くべきコードを「わかっているな」と感じる場面が多々ありますし、指示さえしっかり出せば期待通り、期待以上の結果が帰ってくるので、本当に感動しています。

一方で、人の仕事の重要性もより感じるようになりました。AIへの指示は私自身がクライアント様からのご依頼の意図をよく汲み取り、正確に指示を出さなくてはなりません。
そしてAIが作成したものを確認するのは人です。AIの性能がどんなに良くても人が最終確認を間違えてしまったら本末転倒です。
人の目と経験を前提に、AIのスピードと補助力を組み合わせることで、更新業務の精度とスピードの両立を目指して行きたいと思います。

まだ模索中ではありますが、今後さらに使いこなせるようになれば、更新業務はもっとスムーズに、より質の高いものになると感じています。