ブログ
PhotoCraftとは?使い方・機能・Photoshopとの違いを解説

画像編集ソフトといえば、Adobe Photoshopを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。写真の補正や切り抜き、バナー制作など、幅広いデザイン業務で活躍する定番ソフトですが、継続的な利用にはサブスクリプション費用がかかります。
そんなPhotoshopの代替候補として注目したいのが、ArtCraftが開発する「PhotoCraft」です。無料で利用でき、レイヤー編集やPSDファイルの読み書きにも対応しています。
では、実際の制作業務でもPhotoshopの代わりとして使えるのでしょうか。今回はPhotoCraftの特徴や使い勝手を確認しながら、Photoshopとの違いを紹介します。
PhotoCraftとは?
PhotoCraftは、オープンソースで開発されている画像編集ソフトです。レイヤーやマスク、色調補正などの機能を備え、Photoshopに近い画像編集環境を目指しています。
また、Photoshopで使われるPSDファイルの読み込み・保存にも対応しているため、既存の制作データを扱える点も特徴です。
無料で利用できることから、画像編集ソフトのコストを抑えたい方にとっても気になる選択肢といえます。
ただし、Photoshopと同じ機能をすべて備えているわけではありません。実際の業務で使えるかどうかは、必要な機能や作業内容に応じて判断する必要があります。
公式サイト:https://getartcraft.com/apps/photocraft
PhotoCraftを実際に使ってみた
Photoshopの代替として検討するなら、機能の有無だけでなく、普段の制作業務で問題なく使えるかどうかも重要です。ここでは、操作性とPSDファイルの互換性という2つの観点から確認します。
操作性はPhotoshopに近い?
▼Photoshop

▼PhotoCraft

PhotoshopとPhotoCraftの操作画面を並べてみると、どちらがどちらか一見わからないほど、よく似たデザインになっています。ツールの配置もほぼ共通しており、Photoshopを使い慣れている方であれば、操作に大きく戸惑うことはなさそうです。
ショートカットキーなど細かな違いはあるものの、必要な機能もひと通り見つけることができ、Photoshopに近い感覚で操作できる印象でした。


色味の調整やレイヤー効果なども問題なく再現でき、基本的な編集作業はスムーズに行えました。Photoshopとの細かな操作感の違いはあるものの、不便に感じるほどではありません。
操作スピードについては、むしろPhotoshopよりも軽快に動作する印象でした。
PSDファイルは問題なく編集できる?
また、スクリーンショットの通り、Photoshopで作成したPSDファイルはレイヤー構造も保持したまま問題なく開くことできました。そのままPSD形式の状態で保存することも可能です。
現在webデザイン作成の主要ツールはfigmaですが、過去にPhotoshopで作成したデザインを開いて修正する機会も少なくありません。そのためPSDファイルを開くことができるのは大きな利点と言えます。
PhotoCraftのメリットと注意点
ここまでの特徴を踏まえ、PhotoCraftのメリットと、導入前に確認しておきたいポイントを整理します。
PhotoCraftのメリット
無料で利用できる
PhotoCraftは無料で利用できるオープンソースソフトです。画像編集にかかるコストを抑えたい方や、別の編集環境を試してみたい方にとって、導入を検討しやすい点が魅力です。
PSDファイルを扱える
PSDファイルの読み込み・保存に対応しているため、既存データを活用できる可能性があります。ただし、複雑なデータを扱う場合は、表示や編集結果に問題がないか確認が必要です。
PhotoCraftの注意点
生成塗りつぶしには対応していない
普段のデザイン業務はFigmaでほとんど対応できていますが、画像の一部を自然に補完する「生成塗りつぶし」や、画像の外側を広げる「生成拡張」などの写真編集には、Photoshopを使用しています。
撮影も行っている弊社では、お客様から写真に写り込んだ文字や人物を削除してほしいとご要望をいただくこともあります。こうした修正を効率よく行ううえで、生成AIによる編集機能は欠かせません。
しかし、PhotoCraftには現時点で、これらに相当する生成AI編集機能がありません。そのため、こうした作業を頻繁に行う場合は、Photoshopなどの別ツールと併用する必要がありそうです。
開発状況を踏まえて判断する
PhotoCraftは開発が進められているソフトであり、機能や動作の安定性は今後変わる可能性があります。業務で継続的に利用する場合は、必要な機能やファイルの互換性を確認しておく必要があります。
PhotoCraftはPhotoshopの代わりになる?
PhotoCraftは、無料で利用でき、PSDファイルの読み書きにも対応した画像編集ソフトです。Photoshop以外の選択肢を探している方にとって、試してみる価値のあるソフトといえるでしょう。
一方で、Photoshopの代わりとして使えるかどうかは、普段の作業内容によって変わります。基本的な画像編集が中心なのか、複雑なPSDファイルを扱うのか、生成AIによる画像補完を頻繁に利用するのか。必要な機能を整理したうえで判断することが大切です。
現時点では、Photoshopを完全に置き換えるというよりも、用途を限定して活用できるか検討したい選択肢です。今後のアップデートによって機能がどこまで充実していくのか、引き続き注目したいソフトです。
